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バイシクルネコモト宇品店

大阪府堺市 シマノ自転車博物館に行ってきました!

2023年11月23日 [バイシクルネコモト宇品店]

スタッフブログ

先日、大阪府堺市にある「シマノ自転車博物館」に行ってきました!

 

シマノは、大阪府堺市堺区に本社を置く、自転車部品と釣具の製造を主要な事業とするメーカーです。
自転車業界では、様々なメーカーの子供車から大人車、スポーツバイク、などの部品を多数製造しています。

シマノ自転車博物館では、シマノの自転車部品の歴史展示を閲覧できるだけでなく、
自転車の歴史、多様な自転車が展示されてあります。

 

今回は、その一部をご紹介いたします。

館内に入ると、無料展示エリアと有料展示エリアがあり、
無料展示エリアでは、個性豊かな自転車や、堺と自転車の関わりを紹介する展示を行っています。

トライシクル(1886年)イギリス

堺のダルマ自転車(1877年)日本

 

有料展示エリアからは、自転車の歴史や技術、発展を知ることができます。

自転車の歴史を軽く解説いたします。
自転車の歴史は古く、1817年にドライス伯爵が馬車の代わりに
地面を蹴って走る「ドライジーネ」を発明しました。

ドライジーネ(1817年)ドイツ

その後1860年代に、ミショー親子がドライジーネの修理をしている際、
「前輪に足を乗せ、足で車輪を回したらどうだろう」と思いつき、
前輪にペダルを付けた自転車が生まれました。

その後1870年頃に、ジェームス・スターレーが前輪を大きくし、スポークを付け、
周りにゴムを巻き付けた、今までよりも速い自転車を発明しました。
名前はペニー・ファージングやオーディナリーと呼ばれています。
ご存じの方も多いと思いますが、ペニー・ファージングはバイシクルネコモト宇品店に飾ってあるので、
興味のある方はぜひぜひご覧になってください!

ペニー・ファージング(1870年頃)イギリス

しかし、ペニー・ファージングは前輪が大きいため操作が難しく、
転倒しやすい上に高さがあったため、事故が多発していました。
同じく1870年頃に、ヘンリー・ジョン・ローソンは、
操作がしやすい前輪と、変速と駆動の後輪にそれぞれ分けた
自転車を発明します。

その後1889年に、ジョン・ケンプ・スターレーが更なる安全性と乗りやすさを求め、
前輪と後輪のタイヤの大きさをほぼ同じにし、フロントフォークを傾け、
乗り手の座る位置を低重心にし、ハンドルとペダルを人間の体の自然な位置にしました。
これはセーフティ自転車と呼ばれ、その後の自転車の原型となりました。
ちなみにこの自転車、フロントにサスペンションが付いています。

セーフティ自転車(1889年)イギリス

自転車はこのようにして進化していき、その後の進化の過程も、たくさんの自転車の展示と共に
解説されていました。

 

自転車の原型ができてからは、多様な自転車たちが生まれていきました。

時速154.5kmで走行した世界最高速度記録自転車(1950年)ドイツ

2020年東京オリンピックで日本代表の選手が使用した自転車(2020年)台湾

木材を使用して作られた、イタリア職人の技術とデザインの融合した自転車(1944年)イタリア

展示されている自転車の中には、TREKのMadone(?)もありました!

 

展示コーナーと一緒に、体験できるコーナーもあり、変速機やブレーキ、電動アシストなど
まだまだたくさんの体験できるコーナーがありました。

  

 

部品の展示では、歴代のコンポーネントの展示がされており、
初代のDURA-ACEもあり、Wレバーやスプロケットの枚数に時代を感じます。

 

今回私がご紹介したものはほんの一部分であり、自転車の歴史や面白い展示品、部品の数々、
他にもたくさんありましたので、大阪へ行った際、自転車好きな方は一度は訪れてみてはいかがでしょうか!

 

広島市のTREK(トレック)ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイク。スポーツ自転車専門店 バイシクルネコモト

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